どうも!とみさんです!今回は女性に多い顎関節症について解説していきます。
症状
顎関節運動時(口を開けたり、閉じたり)の疼痛
関節部の雑音(クリック音)→口を開けたときに音がなる
開口障害→口が開かない
これらの症状が単独または合併して起こります。
原因
不明な点が多い。
最近では、ストレスから発症することもある。
分類
I型:咀嚼筋の障害。顎関節に形態学的異常はない。主に筋痛がある。
II型:関節包、関節靭帯、関節円板の伸展や捻挫による病変
Ⅲ型:関節円板の転位や穿孔、繊維化、関節雑音が特徴。
Ⅳ型:関節軟骨の破壊や関節円板や滑膜の変形など→変形性顎関節症
Ⅴ型:Ⅰ〜Ⅳいずれも分類されないもの。心身医学的要因も含む。
鍼適応の顎関節症
I型の顎関節症が鍼治療の効果が期待できます。
Ⅱ型以降の病態は関節円板や靭帯といった基本的に元に戻らないものなので、治療効果は期待できません。整形外科に受診しましょう。
まとめ
放置すると鍼治療でも治せない状態に陥ってしまうので、口を開く時に違和感がある方はお早めに受診することをお勧めします。本院ではどの分類に当てはまるか判断し、Ⅰ型であれば鍼治療で痛みを抑えてその後開口運動を行い、スムーズに開口でき痛みが誘発しないように矯正していきます。
治療期間は状態によります。痛みの緩和は即効性がありますが矯正は週一回で3ヶ月ほどかかります。
※筋肉が変化するのが4ヶ月ほどかかるため