鍼灸の効果 その1

どうも!冨倉先生です!今回は、鍼灸の効果について説明していきます。気持ちの問題と思っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?科学的根拠がある改善方法もあるので宗教的な治療方法に惑わされないでください。

痛みの緩和

なぜ、鍼灸を受けるのか?ほとんどの方は身体の痛い部分があって治療を受けにくると思います。肩こりも鈍痛なので痛みに分類されます。鍼灸により痛みが緩和されるメカニズムは、”下行性疼痛抑制系”というものです。

下行性疼痛抑制系とは:痛みを皮膚から感じ取って神経を通って脳が痛みを認識します。そして、脳から”セロトニン”と”ノルアドレナリン”が放出されます。セロトニンとノルアドレナリンが痛みを緩和させます。

下行性疼痛抑制

※鍼刺激が痛み刺激と表記していますが、実際痛みを感じることはありません。

血流改善

先ほどの痛みの緩和は、その時だけです。血流改善することによって発痛物質が流れてこれからの痛みがなくなります。鍼灸により血行促進するメカニズムが”軸索反射”です。

軸索反射とは:痛みを皮膚が感じ取って神経を通して血管を拡張させる物質(CGRP・SP)が分泌されます。

軸索反射

筋緊張の緩和

筋肉の張りを緩和させる方法は、リラックス状態にして、先ほど解説した血流改善による作用によるものです。

筋肉が硬くなる(過緊張)は気を張っている状態が続いているからです。筋肉に刺激が加わるとこの状態になります。例:猫背姿勢で長時間いると背中の筋肉が伸長状態が続いてしまう。

筋緊張緩和

まとめ

肩こり、腰痛などは血流改善と筋緊張緩和である程度治ります。しかし、長年かけてできた症状は一日では治りません。(痛みの緩和なら可能)筋肉は4ヶ月で総入れ替えします。最低でもこれくらいの期間は必要になります。さらに、負担がかかる仕事がある場合は期間があいてしまうと症状が元通りになる可能性があるので本気で治したい場合は元通りになる前に治療を受けましょう。

治療経過

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