どうも!冨倉先生です!今日は膝痛の一番の原因、変形性膝関節症のことについて解説していきます。今は痛くなくてもこれからの使い方によって痛くなる可能性もあります。
変形性膝関節症とは
その名の通り、膝関節が変形して痛みが生じます。膝関節にある半月板というクッションの役割をしている部分がすり減って、クッションなしで骨同士がぶつかり痛みが生じます。
痛みは内側に出ることが多いです。その理由は後で解説します。
そして、半月板が修復することはありません。すり減ったら一生そのままです。その場合、膝痛と一生付き合っていかなければなりません。
変形性膝関節症は長年の負担が蓄積して起こります。若いうちから原因を改善しておきましょう。
変形性膝関節症になりやすい人
O脚の方は注意が必要です。ほとんどの人が将来変形性膝関節症になっています。膝の内側に負担がかかりやすく内側の半月板がすり減っていきます。
確認方法:両足を引っ付けて真っ直ぐ立ってください。その時膝と膝の間に隙間があればO脚
では、なぜ起こるのか。遺伝はあまり関係ありません。自分次第で直すこともできます。
O脚の原因
O脚の原因は、筋肉の硬さと弱さです。
太ももの外側の筋肉(お尻の筋肉)が硬く、内側の筋肉(内転筋)が弱い場合、O脚になります。
筋肉が原因なので、改善方法は筋トレとストレッチです。鍼灸治療で効果を大幅に上げることができるので併用することをおすすめします。
O脚改善方法と変形性膝関節症の痛み緩和方法
どちらもすることは一緒です。膝内側の衝撃を減らすためのストレッチと筋トレです。
ストレッチ:仰向けになって、片方の膝を両手で抱えて胸に近づけます。余裕のある方は対側の胸に近づけてください。さらに伸びます。
筋トレ:椅子に座って柔らかいボールを膝に挟み、太ももの内側に力を入れてボールを潰していきます。10回を3セットほどしてみてください。筋肉が弱い方は結構しんどいと思います。
まとめ
歳を取ってから変形性膝関節症になります。その多くが昔からO脚だったと聞きます。高齢になってからの膝痛は全体的に筋肉も落ちているので考えている以上にしんどいです。変形してからでは手遅れです!早めの対処をしましょう!
私の院では、治療に加えてトレーニングやストレッチのやり方も伝えさせていただきます。O脚の方はお早めにご相談ください。変形性膝関節症の方は痛みの緩和として鍼灸治療が有効的です。加えてトレーニングとストレッチも行うので一緒にがんばりましょう!