仙腸関節障害

どうも!とみさんです!

今回から、前回説明した腰痛の鍼灸治療が可能な疾患を一つずつ解説して行こうと思います。

仙腸関節とは

仙腸関節は、骨盤を構成する腸骨仙骨の間にある関節です。靭帯によりほぼ動かない関節ですが、脊柱の根本として脊椎のバランスをとっています。

右の仙腸関節は靭帯を取ったものです。左が靭帯ついたままです。これだけの靭帯で補強されているのであまり動かないのは納得です。

仙腸関節

原因

身体を捻る動作、長時間同じ姿勢(草むしりなど、中腰になる姿勢)、妊娠、出産など。

普段動かさないのに急な動作をする。もしくは、繰り返しの負荷で微小な不適合が生じる。などの原因で起こります。

出産後の腰痛の原因は仙腸関節障害が多いと言われており、ぎっくり腰も仙腸関節の捻挫が原因と考えられています。

症状

基本的に片側の腰臀部(仙腸関節を中心に)が痛くなります。中には鼠蹊部や下肢にまで痛みが生じることがあります。

長時間の座位や仰向けで寝る、痛みのある方を下にして寝ることができないが、歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になったり正座はできたりする方もいます。

このような、症状がある方は慢性腰痛になる前に治療しましょう!

慢性化すると治るまで時間がかかるようになってしまいます。早めの対策を!

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検査法

素人の方は自分でしないようお願いします。

鍼灸師、柔道整復師の方は覚えておきましょう。

ニュートンテストです。やり方は3つあります。

  1. 伏臥位になってもらい、仙骨の下部を圧迫する。
  2. 背臥位になってもらい、左右の上前腸骨棘を近づけるように圧迫する。
  3. 背臥位になってもらい、左右の上前腸骨棘を引き離すように圧迫する。

素人にはやってほしくないので、専門用語を使って説明させていただきました。

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改善策

コルセットを巻いて安静にすることが一番です。鍼灸治療では、痛みの緩和をメインにして今後の予防のための指導をさせていただきます。周りの筋肉が硬いために仙腸関節に負担がかかっている場合、ストレッチなどを行い仙腸関節に負担がかからない身体にしていきます。

まとめ

仙腸関節障害は身近で起こります。自分は大丈夫と油断していてはダメです。

予防のために股関節周りの筋肉はストレッチをして柔軟にしておきましょう!

急な運動も危険なので準備運動はしっかりしましょう。仕事になると準備運動をしない方がいると思いますが、そういう人に限ってぎっくり腰になります。身体は歳を重ねるにつれて柔軟性が乏しくなります。

日頃から、ストレッチ、動く前の準備体操を心がけましょう!

治療家の方は腰痛の判別はできるようにしましょう!


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